昭和30代、駅前商店街の人々の哀歓を描く。ねじめ正一の直木赏受赏作を富川元文が脚色。 1962、国鉄中央线高円寺北口商店街にはさまざまな商店が轩を并んでいた。中学生?正一の家もその一つで、乾物屋を営んでいた。父?正成、母?胜子、祖母?留乃の四人暮らし。庭の隅のプレハブ小屋に、店员の盛义が住んでいた。その盛义に恋人?カズ江ができたが…。