土佐の高知で芸妓绍介业を営む家に生まれ育ち、複雑な家庭事情のもと多感な少女期を送る绫子。育ての母喜和と、実父岩伍の离縁という破局の中にあって、若くみずみずしい心は激しく葛藤し、やがて束の间の淡い青春を迎える…。 宫尾登美子の自伝的小説で、第16回女流文学赏受赏作品している。