父子家庭で育った月村智美は、ある日、同じビルにある建材専门の三流商社に勤めている男性、森山良介に出会う。森山良介は、毎日をなんとなく过ごしているごく平凡なサラリーマンでおとなしいタイプの男性ではあるがそれなりの恋爱や游びもしている若者であった。甲府の両亲からは早く结婚するようにとうるさく言われうんざりしていた。ある昼休みに、会社の近くで移动贩売の弁当屋で弁当を买おうとしたら、弁当を买っている智美に一目ぼれし、今までにない情を抱く。智美のことを知りたくなり、智美に近づき彼女が同じビルにある製薬会社のOLだと分かった。その日から良介は気长にアタックをする。智美にはすでに结婚を约束している同僚がいることを知るが、それでも前に进み大胆な行动に出る。智美もそんな彼が徐々に気になり始め、动揺する。自分の気持ちをなかなか受け入れてくれない智美に良介は、一度でいいから最后にデートしてほしいと申し出る。デートをしてくれたらこれ以上智美にアプローチをしないと约束する。智美は迷うが翌日、彼の待つ新宿駅に向かう。どこへ行くかを寻ねた智美に良介は、日帰りで甲府と答える。智美は、一度は特急に乗るのをためらうがドアが闭まるのと同时に飞び乗った。智美は、动揺の気持ちを同僚のあおいに告げる。本心と理性との狭间で大きく揺れ动く気持ちがこの二人の人生を大きく変える。